JDK 情断会　
MWV昭和50年度卒同期会

　　2009/7/4～5　　北八ヶ岳　　
宮澤、原田、小川、高島、小田野

豊田駅＝（車で約3時間）＝白駒池駐車場―10：45白駒池・幕営―ニュウ―高見石・昼食―白駒池・幕営地
　今回の同期Wは1年の新人養成Wで行った北八ヶ岳にしました。メンバーは宮澤・原田・小川・高島と私の、一向に代わり映えのしない5人です。新人養成Wで北八に行ったのは5人中4人、当時、地獄の新人養成と恐れられたものですが、今ではみんな、辛かったことも山の様子もほとんど覚えていません、お気楽お馬鹿な我々です。唯一覚えているのは3班K君の情けない姿、惜しくも彼が来られないので、酒の肴にすることができず、みんなとても残念でした。
　7月上旬、豊田駅に集合、小川の車で一路白駒池までぶっ飛ばします。今回は幕営で１泊、1000円高速もあって、我々得意の大安上がりのワンデリングです。駐車場から少し歩けば、もうテン場、私がひとりで担いだオートキャンプ用の重～いテントを、みんなで張ります。借り物なので、私も初めて張るのにちょいと手間取ると、わかりもしないのに、あーだ・こーだと口やかましいことこの上ない知ったかぶりの4人です。あまり喧しいので、自分ひとり用のテントを別に持ってきて大正解です。新人養成の時もこのサイトでテンパったはずですが、周りの様子は誰一人覚えていません。そりゃ、40年近くたっていりゃ様子も変わっているし、記憶も飛んじゃってますよね。
　テントを張り終えたらさっそく出発です。またもやサブザックの用意のない高島は、風呂敷ならぬテント収納袋を背負っています。かっこ悪いからやめろと、みんなが言うのに、聞き分けがありません。白駒池を半周ほどして原生林っぽい雰囲気の中、エイコラと登っていくとニュウに着きました。生憎の天気で山は雲の中ですが、全コース中ここだけは少しだけ見晴らしが利きました。白駒池を見ながら、さっそく昼食です。
　ニュウから高見石を廻ってテン場に帰ってきました。さあ、宴会の始まりです。といっても我々の食料はつましいもの、アルファ米にレトルトカレー、しかし、あの不味かったアルファ米も見事に普通の白飯になっているし、レトルトカレーは専門店顔負けの美味さです。みんな満足して食べていました。お酒もすすんで、とは言っても同期で酒豪らしき者はパラグアイにいる桧垣と私くらいなものか、酒宴が長く続くことはなく、早々にシュラフに入りました。ひとり用のテントに入った私は、桧垣を懐かしむこと頻りでした。翌朝は、誰それの鼾がうるさかったと、朝からにぎやかです。学生時代は鼾をかくやつなどいなかったと思いますが、トシですね。

駐車場から白駒池幕営地へ（約10分）	いきなり原生林ぽくて雰囲気が良い
幕営地から歩き始めてすぐの白駒湿原	オサバグサ、多かった
花が少ない中で目立った、ヒメイワカガミ	ニュウ手前
ニュウからの展望天気が悪い中、ここの景色だけが救いだった
	十勝岳の風呂敷に並ぶダサイカッコウのＴ君テント収納袋！
高見石への稜線上がったところ	楽しい宴会のあと、ご機嫌で寝入る前

7月5日（日）

白駒池・幕営撤収―麦草峠駐車場―茶臼山―縞枯山―雨池峠―坪庭―ロープウエイ山頂駅―出合いの辻―麦草峠駐車場＝（車で約3時間半）＝豊田駅　解散

　翌日は駐車場まで戻って余計な荷物をデポしてから縞枯山を目指します。北八ヶ岳というみんなのイメージからは遠く、道は大きな石がごろごろしていて、とても歩きにくいところが多いのには参りました。雨で土が流されたのでしょうか。天気は悪いものの、あの人気のあった山が、この時期の土日なのに他の登山者にほとんど出会いません。この歩きにくい道と関係があるのかもしれません。縞枯山を超えて雨池峠へ、樹林帯の薄暗さを抜け、やっと広々としたところに出ました。縞枯山荘あたりは、とても気分のいいところでした。坪庭に入っていくと、溶岩の累積とはいえ日本庭園の情緒溢れる素晴らしいところで、さすがに観光客が多くなっています。人が少ないと思って一方通行を逆行している我々は肩身を狭くしてすれ違います。北横岳へ往復するはずでしたが、総意で割愛！こうなると思っていました。ロープウエイ駅で缶ビールをゲット、気持ちの良い草原の続く五辻から出会いの辻へ向かいます。東屋で昼食、ビールのうまいこと。林道に沿って続く森の道もなかなか雰囲気がいいのですが、結構長くて、みんなグチり始めます。やっと駐車場について、やれやれ、日帰り温泉に迷いながらも行き着いて、汗を流して帰路につきました。次回は、今回登れなかった北横岳へ、厳冬期にスノーシュー・トレッキングと洒落こむ予定です。

縞枯山	雨池峠
縞枯山荘付近	縞枯山荘
坪庭が近い	坪庭
	ロープウエイ駅付近に植えられていたコマクサ
五辻近くのあずまや