MWV昭和50年度卒同期会
  情断ワンデリング
   2011/9/10〜11  
      前穂高岳3090m(標高百名山、一等三角点) 
  宮澤、原田、小川、高島、小田野


上高地より岳沢を望む

2011年 情断会 9月ワンデルング

昭和五十年度卒 宮澤邦雄

 な、なんと。四十年前には考えられなかったワンダラーの禁断の地、北アルプス。あの有名な上高地から前穂高へと、我等いつものぐうたら五人組(小田野、高島、小川公平、原田、宮澤)、9月10日早朝、OK氏の高級車で行くため、中央線豊田駅に集合したのでありました。途中、高速道の多少の渋滞があったものの無事沢渡に到着。マイカー規制のため町営バスより安いタクシー1台に乗り換え、上高地に着いたらなんとびっくり。老若男女、巣鴨とげ抜き地蔵のような混みかた。しばし観光を楽しむ五人。山ガールが居たと、喜びに涙ぐむO氏。愛妻弁当の玉子焼きを配るT氏。ポリエステル製のシャツを誇るH氏。みんな少し浮かれている。落ち着いて、これからの行程を地図で確認するM氏(地図が逆さか?)。河童橋を渡り、少し木道を行き、岳沢ヒュッテへの道へ。登山道に入った途端、先程までがウソのように静か。30分程で風穴という冷たい風が吹き出る箇所があり、中高年のおばさん登山者がお尻で穴をふさいでいたっけ。あのあたりの木は枯れるな、たぶん。途中多少のクサリ場、ハシゴを過ぎ、M氏・T氏両名バテる寸前で岳沢ヒュッテに到着。なんと生ビール有り、一杯目は八百円、二杯目おかわりは七百円、缶ビールは少しぬるめで五百円。迷うよなあ、この商売上手め!!晩飯のカレーパーティを済ませ、満天の星の下、明日に備えて八時に就寝。

 翌朝四時にはヘッドランプを点け、満天の星の下を出発。うす明るくなると、正面に奥穂から西穂への稜線が間近に見え、人影らしいヘッドランプがチラチラ動いている。もの好きは我々だけではないようだ。クサリ場、ハシゴに多少ビビりながらもやっと前穂高山頂。三百六十度の展望、雲海、穂高から槍への稜線、すばらしい眺めをおかずに朝食。たっぷり写真を撮り未練を残しながらも下山へ。途中擦れ違う登山者のバテ具合を活力にして、やっぱり荷物が軽いのは良いなあ、などとほざきながら一気に岳沢ヒュッテに到着。テントを撤収し、そこからはいっぺんにザックが重くなり、上高地に着く頃は足がカクカク。帰りの高速はかなり混みましたが、追い越し車線と中央走行車線の車の流れを知るために、何度も車線変更する、おやじ暴走族と化したOK氏の横顔が渋い。

 途中、諏訪パーキングエリアで大きな虹も出て、サムウェ〜イ、オーバーザレインボウ♪「虹のかなたに」なんぞ、口ずさみながら、次回のワンデルングに夢をはせる五人でありました。


乗鞍岳の左に御岳も望める、右手前焼岳、左手前霞沢岳

3時デッパツ!

ヘッドランプを点けてひたすら登る

まだカメラでは撮れない

目視ではもうバッチリ見えているが

西穂高岳

明神岳から朝日が差し込み奥穂に映える
長い梯子      ちょっとスリリングな箇所も

登頂直後

奥穂高岳

槍の右側に野口五郎岳、その右奥は針ノ木か?そのまた右奥が旭・白馬か?

右の三角の山は針ノ木岳か

涸沢岳と北穂高岳

槍穂、左端はジャンダルム、右奥が野口五郎岳

西穂〜奥穂への険しい峰々

天幕撤収

登山口から30分程度にある風穴、ほんとに涼しい風が吹いてありがたい
       標高百名山完登!