MWV昭和50年度卒同期会
  情断ワンデリング
   2011/11/12〜13  
      赤城山 1828m   百名山(黒檜山)、一等三角点(地蔵岳) 
  原田、小川、高島、小田野


情断会晩秋W(鍋W)(11月12日〜13日)
 情断会恒例の(とは言っても今年で2回目だが)晩秋Wは落葉を踏みしめながら山を歩き、キュンと冷たい空気の中、テントに泊まっておでんでもつつきながら酒を飲もうという企画である。立案者は勝手に「鍋W」と名づけた。行き先は今回の企画を受持った原田の出身地・上州赤城山である。参加者はいつもの小田野、高島、宮澤、小川そして原田の5人のはずだったが、マザコン宮澤がやむにやまれぬ事情により欠席で4名となった。
 11月12日(土)、あえて天気の話題には深入りしないが、朝から晴天に恵まれた高崎線の「桶川駅」に集合。原田の車で関越自車道「前橋IC」をめざす。高速道路に入って程なくして正面に今回の目的地赤城山が見えてくる。上毛カルタで「裾野は長し赤城山」と詠われているように前橋市の郊外から広大な裾野が続いている。ちなみに左に目を移せば「登る榛名のキャンプ村」の榛名山や「紅葉に映える妙義山」が見える。
 前橋ICからは一般道を通って紅葉シーズンも終わった大沼に到着。今夜のサイト地である県営キャンプ場は沼に面していて、眺望は抜群。整地はいまひとつだが水場もトイレもきれいで気持ちよく過ごせそうだ。それになんといってもタダなのが良い。
 手際よくテントを張って身軽になったところで本日のピーク地蔵岳に向かう。地蔵岳はガイドブックによれば駐車場から1時間程度のコースだがいきなりの急登、気温が高かったこともあって大汗をかいてしまう。特に高島は仕事のし過ぎか日頃の不摂生か辛そうである。最後のガレ場を登りきった頂上にはNHKやTBS、国土交通省などの電波塔が立ち並んでいる。頂上の人工物は興醒めだが、北を見ればすぐ下に大沼、対岸に明日登る黒檜山から駒ケ岳、遠方には谷川岳や武尊山が見える。南に目を転ずれば秩父の山の上に富士山まで見える。さすが一等三角点の山である。先着していた我々よりもはるかに年上のハイカーのグループの隣で山ご飯にする。
帰りは八丁峠に下る。こちらの道はほとんどが木製の階段が整備された快適な道で、エメラルドグリーンの水をたたえた小沼を望みながら快調に下る。
早々とサイト地に戻ってからはビールを飲みながらまったりとした時間を過ごす。原田は早速持参の七輪に炭をおこし始めた。我々の現役時代は薪を集めて炊事をしていたが、サイト地について火をおこすと落ち着いた事を思い出す。日が傾いてひんやりとしてくると七輪の中の小さな火でも温かさがありがたい。コッヘルのおでんをつつきながら取りとめのない話が続く。いつもならそろそろUNOが始まる時間だが今回はその気配もなく早めにシュラフに入った。
翌朝は薄暗いうちから起き出したが、鏡のように静かな沼の対岸が徐々に明るくなってくる様子は感動ものである。早々に朝食を済ませて行動開始。本日の予定は赤城山の最高峰・黒檜山から駒ケ岳への縦走である。今日も楽勝のコースのはずだが、いきなり500mの急登である。大沼とそこに浮かんでいるように見える赤城神社を振り返りながら快調なペースで黒檜山に到着。山頂からは武尊山や谷川岳がきれいに見える。他にも日光や尾瀬、足尾の山々が見えているのだが情けないことに山座同定ができない。黒檜山から駒ケ岳への稜線は木製の階段が整備されていて歩きやすい道だが膝痛の小田野には辛そうである。いつもであればうるさい宮澤のおしゃべりが無いのも少し寂しい。駒ケ岳に近づくにつれて逆コースで登ってくるハイカーが多くなる。駒ケ岳からの下りは急斜面には手摺のついた鉄製の階段があり安心である。この付近になると駒ケ岳あるいは手前の展望台で引き返すつもりか、かなり軽装で登って来る人も見かける。林の中のジグザグを下って行くと程なく車道に出て無事下山である。
今回の日帰り温泉は赤城温泉郷の「忠治館」。古い農家を模した和風旅館で、風呂は広くはないが、良い風呂である。料金も500円でリーズナブル。お勧めの温泉旅館である。心体もホッカホカになって帰路についた。(原田記)

キャンプ場のロケーションはGOOD!原田車が活躍

今回は4人で余裕の2張り

大沼をバックに

一等三角点地蔵岳山頂


マツムシソウが咲き残っていた

幻想的な小沼を遠望

七輪で恒例のオデン鍋

このひと時を楽しみにしてやってきた

もうだいぶ酔って、そろそろオネムです
今回も原田が大活躍!なにもかも原田頼み、
他の3人は感謝するだけ、ちっとも動かないw

神々しい夜明け

のろのろと起き出します

!!

それほど寒くなかったよ

真ん中が皇海山、左に日光白根、
右に男体山が覗いています

オデンの汁を使ったオジヤ
これは、うまいな〜!

黒檜山への途中、小沼がないとただの山塊

湖沼のある風景はやはりいい


黒檜山山頂

黒檜大明神の前で

忠治館で汗を流す

いい宿だった、絶対お勧め