MWV昭和50年度卒同期会
  2013/3/2〜3  
  スノーシュー・ワンデルング
原田、小川、宮澤、小田野
      草津白根山 2160m



2013情断会スノーW 平成25年3月2日、3日

 今年のスノーワンデルングの企画は、2011年6月の白砂山、2012年6月の会津駒ケ岳と、このところ現役時代を回顧している小生の当番となり、迷うことなく草津に決定。いいお湯に浸かって日本百名山の草津白根山にスノーシューで登ろうと言う企画である。メンバーはGO、M、KO、Hの4名。常連のTは家事都合により欠席。

3月2日(土)
 関越道のスキー渋滞は避けたいということで、集合は高崎駅。埼玉・上尾市在住のHが一般道をひた走り、高崎駅で他のメンバーをお出迎えである。さすがに高崎までの新幹線内でビールを飲んだ者はおらず(註GO:ホントはGO、Mの2名が飲んでいた)、予定通り7時30分に高崎駅を出発し早春の上州路を(ニューイヤー駅伝みたい)一路草津に向かう。途中若干の渋滞はあったものの、吾妻渓谷に沿って走っていた道路は八ツ場ダム関連工事のため、立派なバイパスになっていて、ほぼ予定通りに草津に到着した。が、ロープウェイの山麓駅に向かう道路は天狗ゲレンデ脇のゲートが閉まっていて通行止め。強風のためロープウェイが運休だそうだ。後で知ったことだが、この日は全国的に大荒れの天気で、北海道では死者も出るほどであった。
 しかたなく本来は翌日のコースであった、常布の滝展望台コースに予定変更し、駐車場で身支度。コースのほとんどが林道で、雪がしまっているため軽アイゼンで出発である。今回のためにスノーシューを新調したMは不満そうであるが、久々の雪の感触に心は躍る。
 ひたすら林道を歩いて、芳ヶ平から温泉街に下る道と交わった少し先が常布の滝展望台である。谷沢川対岸の岩壁を流れ落ちる常布の滝が見える。芳ヶ平から温泉街に下る道は正部員養成の最終日、暗くなった道をカイデンの明かりを頼りに下ったはずだが、なかなか記憶はよみがえらない。また、小生はスキーで、やはりこのコースをたどったことがあるはずだが、記憶はおぼろげである。


ちょっと失礼

こんな道がずっと続く、スノーシュー不要

常布の滝

常布の滝、遠望

妙な氷の造形美


 強風のため、昼食もそこそこに引き上げ、今夜の宿「ホテル櫻井」に車を置いて、懐かしい温泉街の散策に出掛ける。小生が現役時代の冬にアルバイトをした「山田スポーツ」は当時と変わらず「山田荘」の看板を掲げて民宿を営んでいた。バスターミナルから湯畑に下る道沿いは当時とあまり変わらないように感じられたが観光客がやたら多かった。湯畑の角のパチンコ屋はまだあったが「フランス座」は無くなったようだ。Mの「昔も踊り子はババアばっかりだったからな」との言葉に妙に納得。湯畑を一回りして、スキーシーズンに草津に籠っていたときに先輩に連れて来てもらったスナック「はじっこ」を捜すが、これも見当たらない。また、当時の小屋係Mがよく惣菜を買った「うさぎ屋」は温泉街手前の道の駅近くに引越して現在は蕎麦屋だそうである。
 一通り観光を済ませて、早めにホテルにチェックイン。温泉に浸かって、酒を飲み、うまい飯をたらふく食べ、外の風の音を気にしながらも早々に就寝。

湯畑観光、当時の面影は薄い



3月3日(日)
 目が覚めて露天風呂に行くと空は青空だが、山には雲がかかっている。出発の準備をして、念のためにロープウェーの駅に電話したところ、強風のため運休で、運転開始の見込みは立っていないとの事。とりあえず山麓駅までと思ったが、今日もゲートは閉まっている。他の目的地を探そうと言うことで、Uターンしたものの諦めきれずにGOがもう一度電話したところ、運転を開始出来そうとのことで再びゲートに向かうと、既に情報を聞きつけた車が待っており我々は2番目となった。程なくして、ゲートが開き無事に山麓駅の駐車場へ。レストハウスでしばらく待っているうちにロープウェイも動き出し、あっという間に山頂駅に到着。スノーシューを着けていよいよ出発である。Mの新しいスノーシューは体の硬いMでも装着がスムーズだ。
 山頂駅から逢ノ峰の西側を巻いていく道に先行者はなく、途中、氷結した弓池の上をショートカットしてレストハウスに到着。強風のため休憩もそこそこに湯釜を目指す。風は強いが、徐々に青空が拡がってくる。エメラルドグリーンの湯釜をのぞいたあと百名山の白根山に登頂。山頂からは榛名山、赤城山を前景に関東平野が望める。また、西を望めば雲の切れ間に北アルプスの山も見えたが山座同定には至らなかった。
 帰りはレストハウスまで戻り、来た道を帰る。帰りのロープウェイから見た振子沢は我々の現役時代のように、いわゆるハーフパイプ形ではなく、両端が削り取られ、平に整備されているように見えた。
 今回のスノーワンデルングは、コースとしては若干物足りない気もしたが、思いっきり昔を懐かしめた楽しいワンデルングであった。さあ、来年はどこにしよう。                                                   (原田記)

強風で止まっていたロープウェイがやっと動き出す

ゲレンデを外れて歩き出す

レストハウスまでは林道

弓池の上を

近道になったかどうか

ダケカンバが美しい

湯釜を背景に、風が強く寒い

白根山頂上

湯釜

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