MWV昭和50年度卒同期会
     情断ワンデリング  
      2014/5/10 初夏ワンデルング   

  三頭山
  
(日本300名山、山梨100名山)
  原田、小川、宮澤、小田野


上野原8:08=富士急バス(飯尾行)=8:58郷原バス停9:00−西原峠10:40−三頭山13:00−ヌカザス山13:50−イヨ山14:40−15:30
小河内神社前16:04=西東京バス(奥多摩駅行)=16:33奥多摩駅  (歩行時間:6時間40分)

 まさに五月晴れ、快晴の5月10日(土)。中央本線「上野原駅」に空の青さにも負けないくらい鮮やかなライトグリーンのTシャツを着たおじさん4人が降り立った。そう、手白50周年記念のTシャツを着た情断会のメンバーである。今回は高島が仕事で欠席のため小田野、宮澤、小川そして原田の4人で三頭山に登ることになった。
 三頭山は40年以上前、1年の時の新人指導W(今は実施していないようだ)で登った山だが、今回のワンデルングを企画した小生の記憶の中にはキャンプ場のような所でテント講習をしたことと奥多摩湖のドラム缶橋を渡ったことくらいしか無い。企画するにあたり改めて地図を見ると「都民の森」からなら3〜4時間で行って来られる山のようだが、今回は情断会夏合宿(白馬・雪倉・朝日)のトレーニングもかねて、郷原から奥多摩湖へ抜けるロングコースを選択。
上野原駅前のバス停はすでにたくさんのハイカーで混雑しており、我々も「飯尾」行のバスに乗っていざ出発。50分ほどバスに揺られて登山口の「郷原」バス停に到着。ほかのハイカーもみんなここで降りるものと油断していたら誰も降りない。運転手に促され、我々4人だけがあわててバスを降りた。
サクラソウや芝桜が咲くのどかな集落を抜けイノシシ除けゲートをくぐると山道になる。手入れの行き届いた登山道は明るく日当たりが良い。初夏のような日差しですぐに汗ばんできたが新緑の中の道はとてもいい雰囲気だ。尾根道の南東側はよく視界が開け、鶴川を隔てた権現山の尾根の背後からは真っ白な富士山が頭を見せ始めた。
歩き始めて小一時間ほどで、ベンチのある見晴台に着いた。眼下には西原の集落が見える。背後に屏風のようにそびえる権現山とその向こうには富士山という絶景ポイントである。
見晴台から15分ほどで三頭山と数馬方面との分岐。数馬方面に向かうとすぐに西原峠に出た。まずは目の前の槙寄山に上る。ふと南を見ればここも富士山の絶景ポイントである。
槙寄山を下り笹尾根伝いに三頭山に向かう。とても気持ちの良い尾根道だ。本日の天候とも相まって企画者への賛美の声が上がる。宮澤の口数が多いところを見ると皆好調なのだろう。
やがて木々の間から三頭山が姿を見せ始めた。三頭山を目の前に尾根道は一旦高度を下げていく。下がりきったところが「クメケノタワ」。要するに尾根の弛んだところという意味だろう。いままでの気持ちの良い道から一転、ここから一気に急登が始まった。
ここまではほとんど他の登山者を見かけることはなかったが、手前にある大沢山あたりからすれ違う人が多くなってきた。都民の森から登り始めた人達だろうか。大沢山を過ぎると、三頭山を目前にしながら避難小屋のあるムシカリ峠まで一気に下る。せっかく高度を稼いだのに損した気分である。避難小屋からは丸太の階段になっており、上りきると三頭山の頂上(西峰)である。広い山頂は多くのハイカーで賑わっていた。居あわせた人にシャッターを頼んで記念撮影。お揃いの手白Tシャツを褒めていただいた。いったん鞍部の御堂峠まで下り、登りかえして三頭山最高峰の中央峰と三角点のある東峰を踏んで「三頭」を揃踏みとした。
ふたたび御堂峠に戻り下山開始である。鶴峠分岐を通過し入小沢の峰あたりまでは気持ちの良い尾根道であるが、入小沢の峰を過ぎると道の様相は一変し、とんでもない急坂となる。ところどころザレているところもあり慎重に下る。下りだけでなくヌカザス山、イヨ山の間には大きな登り返しもある。新人指導Wの時はキスリングを背負ってどんな気持ちで歩いたのだろうか?イヨ山を過ぎると木々の間から奥多摩湖が見えるようになる。道はそれなりに急坂でしっかりしており、程なく奥多摩湖周遊道路に降り立った。猛スピードで走り抜ける車やバイクに恐怖を感じながら車道を少し歩き、遊歩道に入ってドラム缶橋に到着。「ドラム缶橋」とはいうものの今は立派なフロートに支えられた浮橋になっていた。対岸に渡ってバス停に着いたのはバスが来る約20分前。ほぼ企画どおりであった。まだまだ標準タイムで歩けることに一安心。コースリーダーのペース配分が良かったのか?小田野ご苦労様。奥多摩駅の生ビールはうまかった。              B788 原田記


次回はいよいよ北アルプス、7月白馬・雪倉・朝日