MWV昭和50年度卒同期会
   & 情断ワンデリング  
2018/7/28〜30  

    秋田駒ヶ岳・焼石岳  
  
渡部、加瀬、原田、小川、宮澤、小田野

7/28(土) なため会 秋田駒ヶ岳  なため会会員&渡部、加瀬、原田、小川、宮澤、小田野

7/29 情断会 (移動日) 原田、小川、宮澤、小田野

今年は大曲在住の同期、渡辺彰悦に会おうという事でなため会の秋田Wに参加させて頂いた。情断会としては、別行動で現地合流した加瀬を含め総勢六名。登山はあいにくの天気であったが、秋田在住のOG・OBのご尽力により、楽しい時間を過ごさせて頂いた。また、他のOB・OGの皆様には大変お騒がせしました。失礼いたしました。
さて、情断会の小田野、宮澤、小川、原田の四人は後半戦「南本内岳・焼石岳W」のために盛岡に移動。盛岡でレンタカーを借りて前泊地である岩手県・西和賀町の湯川温泉に向かう。本日の宿「高繁旅館」は安さで選んだ旅館だったので多少の不安はあったが、なかなか立派な建物だし、おばあちゃん、お父さん、お母さんをはじめ、従業員の皆さんもとてもフレンドリーで素朴さを感じさせてくれる。
お風呂も露天風呂、内湯ともに清潔だし何と言っても黄金風呂が気持ちよかった。
料理も地元で採れた山菜をたっぷり使った料理でこれも大満足であった。機会があったらまた泊まりたい宿である。


7/30 情断会 焼石岳   原田、小川、宮澤、小田野

翌朝は通常より早めに朝食を用意してもらい、しっかりエネルギーを補給して出発である。予定時間よりも若干早く出発したのであるが、カーナビと助手席のナビゲーターの見解の相違から若干遠回りをして林道に突入。と思ったが林道の入り口には「全面通行止」の看板。幾日か前に地元の役場に確認した時には通れると言っていたのに!看板は何かの間違いだろうという事で未舗装の林道に乗り入れたが、道幅は狭い。乗用車は問題なく通行出来るがすれ違いは無理。たまに待避所はあるが、対向車が来たときはどうやって待避所までバックするのだろう。オレ絶対バックしたくない。水を排水するためか、所どころ大きな段差があり、この為に借りたスバル・フォレスターでも最徐行。
こんな半端ない林道を約10キロ走ってようやく登山口に到着。もちろんほかの車はなく、今日の登山者は我々四人だけだろう。予定より20分遅れでいざ出発。
しばらく杉の造林地を歩き、沢を渡れば杉林はブナの森に変わり傾斜も出てくる。標識「一」を過ぎると尾根筋の本格的な登りになり、汗が吹きだしてくる。標識「二」で尾根道になると時々涼しい風が吹いてくるがなんせ今年の猛暑である。体力はどんどん消耗する。尾根道は所どころ痩せている所もあるが、歩きやすい道である。
新倉沢の渡渉点を過ぎてしばらく歩くとブナ清水がある。道端から湧き出す清水は「水質は保証しない」旨の注意書きがあるが冷たくて美味しい。水場を過ぎてナナカマドやサラサドウダンの灌木帯を抜けるとお花畑コースと尾根コースの分岐に着く。ここは進路を右にとってお花畑コースを進む。木道が整備されているが、あまり手入れはされていないようだ。湿原は明るくて気持ちが良いが、直射日光にさらされて暑い。ヒオウギアヤメやミズバショウ、シナノキンバイ、ハクサンチドリ等が群生しているが、花はほぼ終わっていた。
お花畑を過ぎると尾根に上がり、郡界尾根を合せてところで南本内岳山頂に向かう道と焼石岳に向かう道に分かれる。南本内岳は帰り寄ることにして、焼石岳方面に向かう。東成瀬からの道と合流した少し先には焼石神社の祠があり、祠の前で昼食にする。ここで初めて他の登山者と会った。東成瀬コースを下山するという。
祠から巨岩の中を10分ほど進み、最後の急登を登れば一等三角点のある焼石岳山頂である。広々とした山頂はときどき風で雲が流されてくるもののほぼ快晴。しっかりと山座同定はしなかったが、岩手山、早池峰山、鳥海山、月山等が見えていたはず。
予定では姥石平をめぐる予定であったが若干コースタイムから遅れていたこともあって、来た道を戻って南本内岳に登り、尾根コース経由で下山する。尾根コースも利用者が少ないせいか刈り払いはしてあるものの、多少薮がかぶっている。左下にお花畑コースの湿原、右に牛形山を見ながら気持ちの良い尾根道をしばらく下ると、樹林帯に入りお花畑コースとの分岐に着く。あとは来た道を下るだけだ。
決してペースが遅かったわけではないが、予定時間から少し遅れて登山口に到着。そそくさと着替えてまた半端ない林道を走って北上駅に向かった。
事情には触れないが小生にとっては、秋田駒は一年の夏合宿、焼石岳は四年の夏合宿のリベンジであった。両方達成できてよかったよかった。
情断会 原田博文(バックル788)