7月15日
 羅臼岳
'02.07  北海道








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7/15() 羅臼岳

岩尾別温泉430510オホーツク展望515600弥三吉水610655銀冷水(軽食)705750―羅臼平―(R数回)―900羅臼岳山頂―1010銀冷水10251050弥三吉水11001125オホーツク展望11351200岩尾別温泉


極楽平を振り返って
未明にキャンプ場を出て、地の涯・岩尾別温泉に向かう。ホテルの前の一般駐車場は満車に近く、もうホテルから三々五々登山者が出てきている。ツアー集団もいるようだ。5年前に引き返した道を登っていく。オホーツク展望では知床五湖の一部も見え、爽快だが、山の上は厚い雲で覆われていて回復しそうもない。

急な雪渓歩き
弥三吉の水までは長かったが、極楽平はあっという間に過ぎ、急登になる。銀冷水を過ぎると沢沿いになり雪渓がこのあたりまで残っている。まわりに満開のウコンウツギが群生している。すぐに雪渓の道となり、まだ硬いシュカブラなので滑りやすく歩きにくいうえに傾斜もきつい。軽アイゼンが必要だったかもしれない。泥土が寄せられ積もっているところがあり、割合滑りにくいので足跡はその上を進む。雪渓が終わって傾斜が緩むといきなり高山植物が現われてきた。

濃いガスに包まれオホーツク海も霞む

山頂途次の岩清水 イワウメの群落
羅臼平に着いてもあたりはガスで真っ白く覆われて見えず、風が強い。本来ならばここで素晴らしい休憩となるところをすぐに山頂へ向かう。登る途中にも花がたくさんあり、展望が見えなくてもここまで来た価値は十分にある。イワヒゲ、イワウメ、チングルマ、エゾコザクラ、アオノツガザクラ、特にエゾツガザクラはびっくりするほど鮮やかに赤く、とても懐かしい。

チシマノキンバイソウ

ホソバツメクサ




ホソバツメクサ

イソツツジ

コケモモ

山頂途次の岩清水

イワヒゲ

エゾツガザクラ

イワウメ

イワウメの群落



エゾツガザクラ

チングルマ

エゾツガザクラ

イワヒゲ

コエゾツガザクラ

ミヤマアズマギク
頂上までは風の陰になっていたが山頂はものすごい風であった。
お花畑でゆっくり休憩していてもガスは一向に晴れる気配もないので急ぎ下山にかかる。ところが銀冷水まで下ると青空が見え、暑くなってきた。これから23時間もすれば晴れるのであろう。残念ではあるが致し方ない。
陸別までは快適なドライブである。特に小清水町あたりはずーっと畑が続き、ナビを見ると道がきれいな碁盤の目になっている。道路はまっすぐに遥か丘まで続いていて、逃げ水効果で遠くの車が浮いて見えている。羅臼岳はすっかり晴れて姿を見せ、斜里岳も雄々しく鎮座している。

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