2019/11/29-30 高ドッキョウ・貫ヶ岳・滝戸山 (山梨) 
山梨百名山完登 
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7月に登った篠井山で、迂闊にも情報を取っていなくて、山ヒルに15箇所も咬まれ、
トラウマのような気持ちになった。今回の高ドッキョウ・貫ヶ岳も山ヒルの多い山なので、
敢えてこの時期に登ることにした。前日に降った雪が標高1000mくらいから少し積もって
いて、高ドッキョウと滝戸山はうっすらと雪景色であった。                   
前回の山梨南部、山伏と十枚岳の時は佐野川キャンプ場(無料、トイレと水場がないので
キャンプ場とは呼べないが)だったが、さすがに今回は寒くて安い宿を探した。       
    「コワーキングスペース五番地」という宿を見つけた。コワーキングという言葉を初めて知ったが、
    宿泊費3000円!!とてもきれいなお嬢さんが受け付けてくれて、いろいろ説明を受けた。  
   シャワーを使って、飲食スペースで5時間近く、ひとり祝杯を挙げた。トイレもベッドも清潔で、
とても好感が持てた。    https://gobanchi.com/                       

11/29(金) 高ドッキョウ(98座目)
当初は樽峠から貫ヶ岳も一緒にやるはずだったが、自分の力ではプラス4時間は無理があると判断し、翌日に最短コースで登ることにした。高ドッキョウ山頂で会った若い人が貫ヶ岳に行ってくるというのを聞いて羨ましいと思った。素晴らしい天気の上、高ドッキョウ山頂は富士山側の樹木が伐採されていて絶景であった。私以外に3組と出会った。


昨晩の降雪で冬山になった

素晴らしい景色に恵まれた

 11/30(土) 貫ヶ岳(99座目)・滝戸山(100座目)
宿で夜9時前には寝たはずだが、起きたら6時半だった。よほど寝心地がよかったのだろう。予定より1時間遅れで出発した。
貫ヶ岳の登山口に山ヒルの注意書きがあって、まさかと思いつつも、ビビッて登っていた。ずっと、植林の作業道で、
林業の方々には山家として今までどれだけ山道でお世話になっているだろうと思う。山頂は生憎木々で展望はなかった。
他の登山客はいなかった。

滝戸山に向かう途次は富士宮から朝霧高原、富士五湖を通り、あちらこちらで富士山が大きく望め、ドライブが楽しかった。観光客も多く、滝戸山から帰途の途中の河口湖は観光客であふれ、道路も渋滞した。結局、富士山の西側から北側を廻ったわけだ。


朝霧高原から


滝戸山は過去2回挑戦し、いずれも林道が通行止めで敗退した。調査不足である。今回は規制がないことを確かめていたが、一昨夜の降雪でどうかなと思ったが、影響はなかった。鶯宿峠の駐車スペースに着いたら、先行者らしき人が帰るところだった。私が滝戸山の登ることがわかったのだろう、運転席から挨拶を送ってきた。滝戸山へは薄く冠雪したほぼなだらかな登山道をしみじみと味わいながら歩いた。40分くらいの長閑なハイキングコースだが、単独行は静かだ。山頂では南アルプスがほぼ全容で迎えてくれた。もう少し樹木がなければ絶景の場所で、富士山も樹間でわずかに見えるだけだ。下りはまだ2時だというのに影が長く伸びて、夕方の趣だ。日が短いのは山登りにはリスクがあるな、と思いながらも、山梨百名山の最後を楽しんだ。

滝戸山山頂からの動画