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越谷3:00―東北道浦和IC―東北道滝沢IC8:30馬返8:509:50二合目―11:45七合目―12:20不動平―12:45御鉢右周り―13:15山頂―15:00馬返―東北道西根IC―東北道黒石IC17:30岩木青少年スポーツセンター
 越谷を出発したのが予定時刻より1時間ほど遅かったので、東北道はいつもより少しだけアクセルを開けて走る。滝沢ICまではやはり長かったが、順調に車を走らせて着いた登山口の馬返しの駐車場は既にほぼ満杯であった。何とか割り込んで停めることができた。バスも駐車しているからツアー集団客もわんさか登っているようだ。天気は上々のようだ。
  駐車場から少し歩いたところに登山口がある。キャンプ場になっているのか立派なトイレや水場があり広場になっている。登山者カードと下山時にも下山カードを書いてボックスに入れるように促す自動放送が大きなボリュームで流れている。
 しばらくは豊かな森の中の気持ちの良い登山道である。アキノキリンソウやウメバチソウが目立って多い。途中で分岐があったが後で旧道であることがわかった。1合目でその旧道と出会う。その後、旧道へ通じる道が何本もあった。立派な階段を過ぎると火山礫が露出した広い見晴らしの良い場所になった。ここが二合目である。駐車場が望め、ちょうど1時間ほどの距離なので休憩するにはもってこいの所だ。

 ここからまた森の中に入り我慢の登りが続く。寝不足で6時間近くのドライブの後の登山は辛いだろうと予想していたが、思ったよりも調子は悪くない。二合目から1時間と少し歩いて森林限界を抜け稜線に出た。南側の稜線に旧道の六合目の大きな岩が見える。
 
 しばらくして七合目に出ると一気に視界が開け、迫力ある山頂火口縁が雲間に見え隠れする。八合目の小屋には多くの人が憩いでいる。火口原になる、気持ちの良い広い高原状の潅木帯の中の道を少し行くと不動平である。30年前に網張温泉方面からここまで来たが山頂には行っていない。山頂火口縁への道には中学生の団体らしき列が長く続いていて、その他の登山者もかなり多い。火山砂礫の道は登りにくく富士山を思い出す。火口縁の一角に着くと広い火口内部が一望になり妙高山という火口丘を中心に火口縁が取り巻き、薬師岳と呼ばれる山頂が反対側に聳える。
 中学生の団体を避けるために右回りで山頂を目指す。いかめしい機器が火口縁に何ヶ所もあるが防災用の探査機と警報機のようだ。異様な景観を楽しみながら右回りに半周して登りに入ると、うれしくもコマクサの葉が群れていた。するとその中に花弁を残した株をあるのを見つける。昨年、利尻島の麓の造園店の塀際で咲いていたのを見はしたが、野生のコマクサを見るのはもう20年以上振りということになる。花の時期はとっくに過ぎているので非常にラッキーであった。
奇跡的に咲き残っていたコマクサ
 山頂は人でいっぱいだったが、御苗代湖周りの森が見渡せるし、火口内部の景観は見飽きない。ただ、湧き上がる雲に遮られて遠くの山々は全く観望できない。
火口内部 御苗代湖の森 
 




山日記
2002.9 東北
9/14 岩手山

video1 不動平 デジカメで撮った動画です。かなり重いのでADSL向きです。それでもあまりきれいには見えないので、そのうち削除するつもりです。f(!^^)









馬返しの駐車場は満杯

駐車場から登山口へ

二合目が近い

2合目の道標

旧道の六合目の大岩

不動平の避難小屋

火口内部

防災用の探査、警報機

火口丘の妙高山

山頂にて

  降りは同じ新道を降りたが、途中で120人という例の中学生の集団に阻まれ、追い越すのに苦労した。それでも予定時間より早く下山でき、本日の宿泊地、岩木山の麓のキャンプ場へ向け早々に出発する。 

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