
水晶岳
7/12〜16 北アルプス 烏帽子岳〜水晶岳〜黒部源流から三俣蓮華岳〜鏡平から乗鞍岳
7/15(火)
水晶小屋6:10―ワリモ岳分岐6:55―岩苔乗越7:05―この間FF―黒部源流出合8:30―この間下流でFF―黒部源流出合10:05/10:15―三俣山荘11:00/11:20―三俣蓮華岳分岐12:05―三俣蓮華岳12:20/12:45―中道分岐13:10―春道分岐13:30―双六分岐13:40―双六小屋13:50―弓折岳15:10―鏡平分岐15:15―鏡平小屋15:55
朝目覚めると誰もいなくて外が騒がしかった。出てみるとすごいことになっていた。快晴である。剣岳・立山、そして薬師岳が大きく、後立山は白馬岳・五竜岳・鹿島槍、そして蓮華岳や針ノ木岳、昨日まで歩いた烏帽子岳に野口五郎岳、また遠くに四阿山、浅間山、そして富士山から甲斐駒・白根三山まで見える。槍・穂高、乗鞍岳はもちろん、黒部五郎岳の右には白山が見える。昨日登った水晶岳は岩のゴツゴツした山頂と手前の草原のコントラストが見事だ。小屋の人もめったに見られないと騒ぎ出すほどすばらしい展望であった。

日の出 槍穂高から常念大天井 水晶岳

黒部五郎岳、うしろに白山 鷲羽岳、うしろに槍穂高から笠ヶ岳 出発時のワリモ岳、鷲羽岳

ワリモ岳、鷲羽岳に向かって 槍ヶ岳 薬師岳

ワリモ岳分岐から爺ヶ岳 黒部源流と三俣蓮華岳
黒部源流
今日は大名登山と自称して三俣山荘までのんびりと行くことにする。単独行者のふたりが足早に追い越して行く。鷲羽岳方向と分かれ岩苔乗越から沢を下る。今年は雪が多いそうだからI先輩の助言があって持参したアイゼンが力を発揮するはずだ。雪がちょうど締まっていてアイゼンはいい具合だった。だが案に違い、雪渓は長く続かずアイゼンをはずしてはまた付けるという調子で時間がかかった。でも道はところどころで雪渓に埋もれてしまうので止むを得ない。途中二度ほど雪渓が切れたところでロッドを用意して釣ってみたが反応が全くない。メボソムシクイのさえずりを聞きながら、やっと雲ノ平方面への渡渉点のある出合に着き、ザックをデポして下流へ向かう。割合急な雪渓を渡らなければ行けない場所があり、ここではアイゼンが大助かりだった。渓相の良いポイントへ着いて釣り始めたが、ドライにもウエットにもニンフにさえも反応がまるでない。ここでの釣は目的のひとつであったから残念ではあったが、水晶岳には登ったし、コマクサの群落も見られ、チョウノスケソウなど初めて見る花もあり、圧巻は朝の大展望で、今回の山行の成功にすっかり満足していたので、とても淡白に釣を切り上げて先を急ぐことにした。

黒部五郎岳 三俣山荘からの槍穂高 三俣山荘の布団干しと鷲羽岳

左から爺ヶ岳、奥に水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳

三俣蓮華岳への登り 三俣蓮華岳から黒部五郎岳 水晶岳から鷲羽岳
デジカメのバッテリーがなくなったので水晶岳で単3電池を補充したが、もう警告が出たので三俣山荘で買い足した。今回これほど写真が撮れるとは思わなかったし重いので予備の電池は持参しなかったが、単3電池4本で800円は高かった。三俣山荘でコースタイムを検討すると頑張れば鏡平まで行けることがわかったので気を入れる。しかし三俣山荘から三俣蓮華岳の登りは何度か経験があるが楽であった例がない。いつも苦しいと思っているからか今回もやはり辛かった。双六岳方面から登山者がふたり現れほぼ同時刻に三俣蓮華岳山頂に着いた。彼らの情報により双六小屋への巻道は雪渓が相当残っていて危険だと注意があったそうである。巻道は前回長くかかって辛かった記憶があり、始めから稜線通しで行く予定だったので結果的に良い判断だった。中道を通って双六小屋まで行くのはやはり楽だったので、コースタイムをだいぶ短縮できた。双六小屋を通過して鏡平に向かったが、稜線に上がってからが記憶よりも長くてくたびれた。ここらあたりで急に首の後ろが熱くなったようで今日一日でかなり日に焼けたことがわかった。何度もコブを乗り越えて気が付くと弓折岳の標識が目の前にあった。鏡平への分岐を通り過ぎたことがわかり引き返す。分岐には雪渓があって道が隠れていて道標もなかった。すぐに鏡平の池と小屋が見えた。意外と間近に見えたので気が楽になる。
三俣蓮華岳山頂 双六小屋は隠れて見えない 笠ヶ岳

双六小屋と鷲羽岳を振り返る 鏡平小屋が見えた
鏡平小屋も静かで、泊り客も少ないと言う。素泊まりで受付をし、小屋の前のベンチでインスタントラーメンを作って食べる。もちろんビールと日本酒付きで極楽である。夕刻より目の前の槍穂高がアーベントロートになり、名所である池のステージを独り占めで池越しの写真をたっぷり撮ることが出来た。鏡平小屋は山小屋と称するにはかなり立派なもので、10人部屋一室でひとり寝をした。