水晶岳
7/12〜16 北アルプス 烏帽子岳〜水晶岳〜黒部源流から三俣蓮華岳〜鏡平から乗鞍岳
7/16(水)
鏡平小屋5:55―シシウド原6:25―秩父沢橋7:10/7:15―左俣林道出合7:50―ワサビ平小屋8:05―新穂高温泉バスターミナル9:10/10:20=平湯温泉11:00=乗鞍岳畳平11:50/11:55―乗鞍岳剣ヶ峰13:05―乗鞍岳畳平13:45/14:00=平湯温泉14:50/15:05=松本駅前16:30/16:56(スーパーあずさ号)=八王子19:02
朝4時に起きてベンチでまたも余ったインスタントラーメンを食べていると、槍穂高の黒いシルエットに朝日が指す気配がしたので慌てて池のステージへ行く。槍穂にかすかに光が射しただけでモルゲンロートとはいかなかったが大満足だった。
鏡平からの下りは順調で、雪渓も問題なかったし、脚の筋肉の痛みもそれほどでもない。天気は相変わらず良く、秩父沢橋を過ぎるまでは誰にも会わなかった。左俣林道に出るまでにはワサビ平小屋からであろう3〜4組と擦れ違った。いつも辛い林道歩きも今回はそれほどでもなかった。新穂高温泉ではバスターミナルにある村営の無料温泉浴場に入って4日振りに汗を流す。浴場は清掃して湯を入れ始めてからそれほど時間が経っていないらしく湯量は七分目しかなかったが浸かるには充分であった。石鹸を用意しなかったのは残念だったが、ひとりきりで実に気持ち良かった。
鏡平小屋 シシウド原から西穂高岳、焼岳、乗鞍岳
バスターミナルの2階の食堂でビールとカツ丼を注文して腹鼓を打つ。バスに乗り平湯温泉のバスターミナルで乗り継いで乗鞍岳へ向かう。乗鞍岳はさすがに人が多く、一般観光地と違わず老人が多い。係りの人に聞くと松本へは平湯へ戻るのが良いらしい。時刻表を調べると2時間後の便に乗るのが乗継の都合が良く、その後だとかなり待ち時間が多く遅くなる。観光案内書を調べると剣ヶ峰まで1時間半だという。急ごうと思い慌てて出たので喘息の吸入薬を忘れた。そのおかげで登りが苦しくてまいった。そのうえ小学生の団体がわんさかいて追い抜くのに苦労する。おまけにあの人に気を使わないひとりひとりの挨拶が堪らない。ゼイゼイ、ヒューヒュー喉を鳴らしながら、それでも予定通り1時間で山頂につき、希望する時刻のバスに乗ることが出来た。ピンク色に染まるというコマクサの群落を見ることを時間的に出来なかったのが少し心残りであったが、8時半過ぎには自宅に着いて祝杯を上げることができた。
乗鞍岳山頂剣が峰